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7月の合同企画の準備と、10月の本公演
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- 今日は、宜しくお願い致します。
- 中栄
- お願い致します。
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- 中栄さんは、悪い芝居に制作者として関わっておいでですが、最近はどのような活動を。
- 中栄
- そうですね、7月の合同企画の準備と、10月の本公演を控えているんですけど。10月の本公演の予定の劇場がアートコンプレックス1928なんですね。一種憧れの場所ですので、やっとここまで来た、という感慨があります。でもその先の公演というのは、実はまだ予定が立っていなくて。どうとでも出来る、ならどういうふうにしようかと相談していますね。
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- どうとでも出来る。
- 中栄
- 別に東京公演がしたいというのなら計画してやればきっと出来るし。また、拠点を京都から別の土地に移してもいいよね、という話もしながら。まだ何も決まっていないんですが。
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- ええ。
- 中栄
- ただ、東京公演はしたいと言っています。10月の公演のタイトルが「東京はアイドル(仮)」というんですけれど、それは東京でもやりたいなと。山崎も東京を意識しています。宣伝活動的にも、東京公演を予感させるような方向を考えていますね。
入りたい
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- 中栄さんは、立命館大学の西一風に所属されていたんですよね。
- 中栄
- そうですね。演劇を始めたのは高校からだったんですけれども。山崎をはじめ西一風のメンバー達と一緒にやってました。山崎が卒業するという時に、プロデュース公演という形で脚本・演出をやってみようと言っていて、じゃあ私も一緒にやりたいと。私は制作、四宮や他メンバーは出演ですね。
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- ええ。
- 中栄
- 学生劇団でやっていた時と同じようなメンバーでした。その時は続けるとは限らなかったんですけど、公演の合間に私が山崎に「悪い芝居に入りたいな」って言ったら、「まあ入るとかないけどね」と(笑う)。
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- なるほど。初公演の手ごたえとしては。
- 中栄
- 無料公演で、別にお客さんが沢山来たとかじゃなかったんですけど、面白かったんですね。多分、身内の人の方が多かったと思いますし、お客さんを沢山呼ぼうというふうでもなかったんですけど、むしろ「あ、やれるんだ」という驚きがありましたね。
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- まずは、劇団としての道具が手元にある事に気付いたと。
- 中栄
- そうですね。もちろん、学校というやりやすい環境であったというのもありますが。
1,000人呼びたい
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- 今後の展望について。中・長期的な観点の両方から、今後どうしていきたいのかなどを伺えればと思います。
- 中栄
- ざっくりと言えば、劇団員全員がお芝居の事でご飯を食べれるようにしたいなというのが目標ですね。
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- 長期的には、ですね。なるほど。
- 中栄
- 中期的には、お客さんをもっと増やすという事ですかね。まず1,000人呼びたいと思います。今、自力でどれだけ呼べるのかという所がちょっと計りかねているんですね。最近2つの公演が、芸術センターのセレクションと精華演劇祭の参加公演だったので、それで来てくれたというお客さんの方が多かったと思うんですね。大阪公演は初めてだったんですけど、精華演劇祭の効果か、集客が500人だったので。
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- なるほど。
- 中栄
- 次の10月でどうなっているのかが。
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- そうですね。
- 中栄
- 歯を食いしばって500人ぐらいは当然呼ぼうと考えているんですけど、それを当然として良いのかというのもあります。
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- これまでの公演を踏まえて、500の内訳としては。
- 中栄
- 手売の割合が4割程度、それ以外が劇団で受け付けたお客さんという事になりますね。
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- 役者の手売というのは凄く重要ですよね。彼らは営業でもある。
- 中栄
- そうですね、本当に。やっぱり、役者にそういう視点を持ってもらうのは重要ですね。悪い芝居メンバーは、持ってくれていると思うんですけど・・・。
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- ええ。
- 中栄
- 手売のお客さんでも、「知り合いの知り合いが出ているから買う」から「次はいつやるの?」って聞いてきてくれるようになったりして。ちょっとずつですけど、動いているなと。
制作になりたい
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- まあ、実はさっきの質問は衛星の植村純子さんから頂いたものだったんですけれども。その時の植村さんが仰るに、「制作者とは、俳優よりもずっと話す技術が必要な役割なんだ」と。考えてみれば、それはそうだなあと。
- 中栄
- そうですね。
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- 多分、普通の事務員よりもよっぽど営業活動してるんですよね。しかも劇団という、どう考えても営業の難しい団体で。
- 中栄
- 会社とかだったら、イメージ戦略を打ち出す専門の部署があり、それを営業が外に喋るという。会計とかの事務作業も専門の部署がりますし。
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- 制作者って、そのほとんど全てを引き受けてますよね。考えてみれば全く楽じゃない。でも、その分、人数が少なければ凄く筋肉質な作業が出来るかも知れませんね。
- 中栄
- そうですね、何でもやりたいっていう人が制作になりたいんじゃないかなと思うんですよ。
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- 中栄さんは、ご自身をどのようなタイプだとお考えですか?
- 中栄
- 私はやっぱり全部見たい、という所から入っているんですけど、悪い芝居の場合は山崎がプロデュース力を持っていて、かつ作品だけではなく全部を見れるんですよね。私は、彼のやりたいことを実現させるのが役目なのかなと。
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- 一つ例を取ってご説明頂きたいのですが、例えばベビーブームベイビーなどはどのような形で関わっておられたのですか?
- 中栄
- まず、芸術センターの舞台芸術賞への申し込みの書類作成ですね。その為の宣伝の文章などは、山崎が作る事が多いんですよ。私はそれをWordで打つという(笑う)。あとは、初めて客演さんを迎えたので、そのスケジュール調整ですとか。
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- なるほど。
- 中栄
- 最近はもうちょっと口を出したいなと思ってるんですけど、まず事務的な事をきちんとしてあげなければと思いますね。普通の事ですが。まず喋るのは山崎、私はその後で打ち合わせをするというか。
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- 攻めの後のフォローという感じですかね。
- 中栄
- あとは、山崎が「こういう話を思いついたんだ」って出してくるアイデアに「へえ〜、面白そう」って聞いてあげるとか(笑う)
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- それは凄く重要な仕事ですね。
制作として生きて行きたい
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- 今後、中栄さんはどんな感じで攻めていかれますか?
- 中栄
- やっぱり劇団の制作として生きて行きたいんですよね。
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- はい。
- 中栄
- 例えば、自分がやりたい公演を企画するとかではなくて。劇団ありきで、所属俳優のマネジメントとかもしていければと思っています。
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- 色々な不安もおありでしょうが、頑張って下さい。
- 中栄
- はい。大人計画が理想なのかな、と思っていて。あそこは劇団でも俳優事務所でもあるんですね。制作の長坂まき子さんが事務所の社長で、俳優の仕事を取ってきたり、公演の宣伝もするし。長坂さんがやりたい公演や企画も作られるんですね。羨ましいなと思いますね。どうなることやら。
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- そんな目標があったんですね。今後の活動拠点としては、やはり京都で。
- 中栄
- まだそれは、どうなるかは分からないのです。
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- 劇団ぐるみで別の土地に行くという展開もありますしね。
- 中栄
- 京都にいる理由というのが、特にないんですね。私には。たまたま京都の大学に受かって、そこにいた人と始めたという。一つ分かったのは、演劇を続けるには環境が恵まれている事ですね。稽古場が無料だったり。そういう事は分かってきたんですけど。
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- ええ。
- 中栄
- でも、例えば東京や大阪に移る事で得られるメリットを想像すれば、いまここで享受しているメリットはそんなに考えなくてもいいのかなと思いますね。
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- なるほど。
- 中栄
- あとは、東京とかに行ったら続けるかやめるかハッキリすると思うんですよね(少し笑う)。ここにいたら、ずっと続けていけそうで、怖いんですよ。それは、したい事と違うんですね。違うんですよ多分。メジャーな舞台へ打って出たいという欲求がありますね。
好きにしたらいいんじゃない
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- 前回の作品の「なんじ」。とても刺激的な舞台でした。中栄さんはどのように受け止められたのでしょうか。
- 中栄
- 私は、ウチの作品は全部好きなんですけど・・・その中でも、私の欲求を投影して見てしまう所がありました。見ていて、好きにしたらいいんじゃない?と。
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- ん?
- 中栄
- 自分も別に、制作だからキチンとしてなきゃ、じゃなくて、どんどん押せ押せでいけばいいんじゃない? みたいな気持ちをかきたてる作品でした。悪い芝居の客層は、同年代の人が多いんですけど、そういう気分に共感してもらえるのが大きな要因なのかなあと思いますね。
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- なるほど。
- 中栄
- 最初、山崎が走り込んできてわあわあ言うシーンがあって。
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- 客席に延々と挑発するという、あれですね。
- 中栄
- あそこで帰るお客さんもいるかもしれないなと思ってたんですけど、まあいなかったです。
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- ああ、そうだったんですか。
- 中栄
- どうだろうどうだろうと思いながらやってたんですけどね。
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- お話としては、ストーリーがある訳ではなく群像を描いて終わっていくという形でしたが。
- 中栄
- そうですね。本当に、何の話かよく分からないまま、でも過剰なまでのボリュームを出していくという感じでしたね。それが分かりにくいのかなと思いましたけど。
写真メモ「アガサ・クリスチィ」

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- 今日はお話を伺えたお礼にプレゼントがあります。
- 中栄
- すみません、お気遣い頂き。開けてもいいですか?
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- どうぞ。
- 中栄
- ありがとうございます。あ、何だこれ。アガサクリスティ?どういう事?メモ帳?
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- 多分そうですね。
- 中栄
- これは、こういう手作りの?
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- そうですね。もうメモ帳なんてお使いの物があるだろうと思いましたが、あえて遊び心のある物にさせて頂きました。
- 中栄
- へえー、かわいい。ありがとうございます。当分、部屋に飾っておきます。
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- (インタビュー終了)
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