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「IN HER TWENTIES 2013」 2

__ 
今日はどうぞ、よろしくお願いします。最近、榊さんはどんな感じでしょうか。
榊  
TOKYO PLAYERS COLLECTION 3の本番中ですね!「IN HER TWENTIES 2013」です。
__ 
チラシ、可愛いですよね。
榊  
ありがとうございます。これ、2年前の作品の再演なんですよ。関西の皆様に観てもらえるのが嬉しいです。
__ 
今日、拝見します。楽しみです。どんな作品なのでしょうか。
榊  
二十代の女優10人で、一人の女の子の20歳から29歳までの10年間を描くんです。女性としては共感するところもあるんですけど、脚本を書いているのが男性の上野さんなんですよね。なんか、キレイだなと思ってしまうところはあるんです。
__ 
なるほど。
榊  
でも、20代に起こった色々な事に共感します。男性の方にも、意外と共感は呼ぶみたいで。
__ 
一人の女性を10人で演じる。10人一役という事でしょうか。
榊  
そうなんです。しかも全員違う女優なので、本当に全部ばらばらのキャラクターなんですよ。
__ 
全然違うんですか?凄いですね。
榊  
私、初演の時は20歳をやらせてもらって。今年は22歳役なんですよ。
__ 
あ、引き継いでいくんですね。そういう部分の変化があると。演じていて楽しそうですね。
1IN HER TWENTIES 2013
公演時期:2013/1/31〜3(大阪)、2013/2/7〜11(東京)。会場:大阪市芸術創造館(大阪)、王子小劇場(東京)。
2TOKYO PLAYERS COLLECTION
劇団競泳水着主宰、上野友之の個人ユニット。略して「トープレ」。その都度、お気に入りのPLAYER達に声をかけては、好きな時に各地に出没します。2011年6月に上演された「IN HER TWENTIES」では、「一人の20代女性が過ごす20歳から29歳までの十年間を、20代の女優十人で描き出す」というテーマの元、ワークショップ形式から作品を立ち上げ、話題を呼ぶ。 (公式サイトより)

わたしとスケール感

__ 
榊さんがお芝居を始めたのはどういうきっかけがあるのでしょうか。
榊  
小劇場で活動しはじめたのは2010年からです。実は高校演劇から始めていたんですが、もっと遡ると小学校の学芸会の劇からです。それが楽しみで学校に行ってたみたいな。高校卒業後は、演劇をしに上京してきました。
__ 
小劇場をしに上京したという感じ?
榊  
実は、地元が北海道の釧路なので、いわゆる小劇場を観た事がなかったんですよ。むしろ大きい劇団が来て上演するのを観てました。もちろん楽しく観ていたんですが、スケールの大きな演技よりも、どちらかというと普通の日常会話みたいなのが好きだなって。そこで上京したら、そこで小劇場というものに出会って。なんて面白いんだろうと。
__ 
そういう好みって、あるんですよね。反対に小劇場、というかインディーズが嫌いな人もいますからね。
榊  
ありますよね。
__ 
小さい空間だからこそ、粒の細かい表現が出来る。
榊  
そうなんですよね。小さい劇場じゃないと出来ない表現があるという事を知ってもらえれば。

憧れ

__ 
釧路はどんな町でしたか。
榊  
北海道の東側にある港町で、一番有名なのは釧路湿原で、私たちにとってはただの荒地で。東京に来て分かったんですけど、何もないんですやっぱり。大型デパートが2つあって、放課後にみんなそこに遊びに行って、誰かは必ずそこにいるみたいな。小学校の頃は複式学級といって、全学年で1クラスだったんです。
__ 
私も田舎出身なんですよ。静岡の・・・
榊  
えっ。「IN HER TWENTIES」の主人公の女の子も静岡出身ですよ。
__ 
あ、一気に親近感が強くなりました。ええと、榊さんは上京したかった?
榊  
はい、大学進学は言い訳にすぎなくて。
__ 
初舞台はメガロザですよね。きっかけを教えて頂けますでしょうか。
榊  
演劇しようと上京して、大学の演劇サークルに入ってたんですよ。そこで一年間活動してたんですけど。外部で劇団に出演したいなとWSを受けたりしてたんですが、メガロザが出演者募集をしていて。
__ 
最初の舞台はいかがでしたか。
榊  
みんなプロフェッショナルでやっぱり違うなと思いましたね。学校でしかやった事がないので、そういう意識の違いを感じました。勉強になりました。主宰の方とは年代も違うし価値観も違うし。勉強になりました。

くらえ〜元気玉!!

__ 
榊さんはご自身では自分をどのような俳優だと思っておられますか?
榊  
根がホントに明るいので、ネアカな。BLOGの副題に「くらえ!元気玉」って付けてるんです。
__ 
おお。
榊  
元気玉ってみんなから元気を貰ってるし、その上他人にぶつけるわで。
__ 
考えてみればネガティブな技ですよね。名前とは裏腹に。しかし術者である悟空も相当に疲労するようですね。あのエネルギー弾、渡されたクリリンが「な・・・なんだこれ・・・」と異様な驚き方をする訳ですが、仮説として、
 1.他者のエネルギーを徴収する。
 2.エネルギーの総量に関わらず、球形はもちろん、他人に譲渡出来るなど、扱いやすい状態にまとめる。
かめはめ派のようなエネルギー放出型とはもちろん違うし、他人に渡したりバレーボールのように扱っても攻撃力はそのまま。
榊  
そうですよね。減衰しないエネルギー伝導ですよね。
__ 
だから元気玉は、悟空がそれまで学んだ事のないような特殊なエネルギー操作術であると言えます。その後瞬間移動やフュージョンや念話という、人間には到底不可能な技を体得していく訳ですが、意外とこの元気玉の修得がそれらの技術を覚える根幹になったんじゃないかと思うんですよね。榊さんにとっての元気玉は何ですか?
榊  
私は本当にプラス志向なんですよ。私の前向きな気持ちが元気玉だと思います。暗い事はあまり考えないからかな。
__ 
暗いことを考えないようにしている?
榊  
そういう訳じゃないですけど、考える事もあるんですけど、最終的な結論は前向きですね。

質問 鳥井 由美子さんから 榊 菜津美さんへ

Q & A
__ 
前回インタビューさせていただいた、鳥井由美子さんから質問です。「作品を作ったり、何か行動をしたりするにしても、何か意味を考えますか?」
榊  
作品に限らず、日常でも、ですか?どちらかというと、行動した後に「こういう意味があったのかな」と考えますね。例えばバナナ学園とかはものすごい稽古量で、全員が全力で頑張らないといけなくて。あと、今やってるトープレも、自分の人生を振り返らないといけないので。
__ 
ご自身にとって最も大きな意味を持つ舞台は。
榊  
自分が出演していたものではないんですけど、上京して初めてみた舞台がひょっとこ乱舞の「旅が果てしない」だったんです。衝撃的だったんですよ。こんな世界があったんだって。すっごいぼそぼそ喋ってるシーンもあれば、キレイなダンスもあって。そうだよね、小さい声で喋ってても聞こえるよねって。その後出演させて頂いたプロジェクト文学でも私の好きなものが出来ていく過程を見れたし。
__ 
小劇場が好きだという事を上京前から確信していたんですね。
榊  
その答えを見た気持ちでしたね。

えへへ、私ね、段取リストなんですよ

__ 
大学では数学を学んでいるそうですね。
榊  
一家全員が数学科卒で、昔から好きなんです。父が数学教師で、実は小学校4・5・6と担任だったんですけど、その頃から好きになっていました。凄く理屈をこねる考え方で、周りからは「あの子数学科だもんね」と言われてます。
__ 
数学をやっていて、その筋道を立てた思考が俳優としての作業に生きた事はありますか?
榊  
段取りを覚える時ですね。こうなってこう、みたいな考え方をするので、段取りを覚えやすいです。あと、台本を覚える時。暗記があまり得意じゃないんですけど、流れを整理して覚えてます。
__ 
段取りが得意という方は初めて見ました。
榊  
えへへ、私ね、段取リストなんですよ。バナナ学園 4とかアマヤドリ 5ってダンスが多いので、その辺りが生きてきますね。
3バナナ学園純情乙女組
二階堂瞳子を中心とする”永遠に卒業出来ないスクールガール調”を大義名分に挙げ、いつまでもセーラー服を脱ぎたがらない女子や男子の集合体。脚本担当は中屋敷法仁。中屋敷法仁が不真面目・不道徳に書いた脚本に対し、二階堂瞳子の間違いだらけの不適切・不衛生な演出が加わった時、現代の科学では到底解明出来ない亜空間が観客の前に現れる。(公式サイトより)
4アマヤドリ
2001年 ひょっとこ乱舞結成。2012年3月 ひょっとこ乱舞爆破。同年、アマヤドリとして出発。作・演出の広田淳一を中心に、オリジナル戯曲で年平均3〜4回の本公演を行う。(公式サイトより)

関西の方とやってみたいです

__ 
今後、一緒にお芝居してみたい方はいますか?
榊  
私ここのところ関西に来て関西の方の面白さにびっくりしていて。関西の方とやってみたいです。こんなに面白い人たちと一緒になにかしたら私も面白くなれるかなと。関西のみならず、全国でお芝居を上演する事が増えて、これからも色んな地方で演劇を作れたらと思います。
__ 
素晴らしい。
榊  
東京でいうと、国分寺大人倶楽部が好きです。
__ 
国分寺大人倶楽部、面白いですよね!私も一度拝見しましたが、面白かったです。あの最後のおまけ公演が気になってしょうがないんですよ。
榊  
あの茶番、面白いですよね。あとは、体も効くようになりたいです。京都に来て地点を見たんですけど、この人達よう体が動くなーって。全然普通の喋り方してないのに、ものすごく伝わるんですよね。

私のネアカが生かせるような

__ 
今後、どんな感じで攻めていかれますか。
榊  
いま結構、キャピキャピして生きてるので。それは残しつつ、ちょっとは大人の魅力も備えたいなと思います(笑う)。演技の幅を広げていろんな舞台に立ちたいという気持ちはあまりなくて。それよりも、私のネアカが生かせるような元気な演技をもっともっとたくさんの方に見ていただいて、たくさんの方に元気になってもらいたいです。
__ 
私としてはなんとしても生き延びてもらいたいですね。
榊  
(笑う)嬉しいです。生き延びます。

atatのサムバッグ(赤)

__ 
今日はお話を伺えたお礼に、プレゼントを持って参りました。
榊  
わーうれしいー。もしや私にもらえるのかなって思ってて。
__ 
もちろんです。
榊  
ありがとうございます(開ける)これは・・・サムバッグ?入れ物なんですね。これめっちゃいいですね私赤好きなんですよー!「切符だってお菓子だってライターだって入れられる」。大阪に来たので、これに飴ちゃんを入れて配ります。すてきー。

(インタビュー終了)